『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の発売まで、あと1ヶ月半!
新たな情報を待ちわび、ワクワクしているこの期間こそ、スマブラの大きな魅力のひとつではないかな、と感じています。もしかしたら発売以降のプレイよりも楽しんじゃっているかも?
そんな発売前の楽しみを支える「スマブラの情報発信」を振り返ってみたいと思います。
スマブラDX - 速報スマブラ拳!!
速報スマブラ拳!!
運営期間:2001.07.07~2002.02.08
※運営期間は、そのサイトが定期更新されていた期間です。ティザーサイトや後日更新など期間外の更新が行われた場合もあります。
週2回、ファイターと各要素を半年以上にわたって紹介し続けたサイトです。
ファイターについては、隠しキャラを除けばゼルダ姫以外は2001年のE3時点ですべて公開されていたのですが、来週はどのファイターが紹介されるのかが楽しみでした。そして何より、来る日も来る日もネタが尽きない新モード紹介の数々に驚かされました。
ソフト1本で、発売前に公開する情報だけでこんなにも持たせることが出来るのか!
ソフトの内容、情報発信ともに、その後のスマブラの方向性を決定づけた企画でした。
私は燃えています。
ユーザーの期待は大きいと。
ゲームキューブという新しいハードの未来に
少しでも貢献できるのではないかと。
さまざまな人がかかわり、さまざまな人が育てたキャラを
一手にあずかる、やりがいのある仕事だと。
あらゆる意味で、これほどの規模の企画を立てるのは
最後ではないかと。
とにかく、がんばっています。
速報スマブラ拳!! : 5月17日
あらゆる意味で、「最後」どころか遠大な「始まり」だった…
番外編:スマブラ(64) - スマブラ拳!!~スマッシュブラザーズ秘伝の書~
スマブラ拳!!~スマッシュブラザーズ秘伝の書~
サイト公開:1999.04.XX
順番は前後しますが、そもそも「スマブラ拳」の発端について。
最初は、シリーズ初作品・ニンテンドウ64版『大乱闘スマッシュブラザーズ』の攻略法やテクニックを開発者である桜井政博さん自ら解説するサイトでした。定期更新ではなく、発売の3ヶ月後に公開され、はじめからほとんどの情報が網羅されていたと記憶しています。今回テーマにしている発売前の情報発信とは趣きが異なるため、「番外編」とさせて頂きました。
当時、スマブラをパーティーゲーム的にライトに親しんでいたので、こんなにも奥深いゲームだったのか、と感嘆したものです。ただまあ、あくまで感嘆しただけであって、これ以降も自分は細かいテクニックやシステムとか関係なくエンジョイプレイに専念してますw
「アンケート集計拳!!」という感想や要望を送るページがあり、自分も投稿したことがありました。そして…
プレゼントキャンペーンに当選、ハル研謹製のプロモーションビデオ「スマブラ拳 秘伝ビデオ」を頂いたのもいい思い出です。(現在、有志の方がニコニコ動画およびYouTubeに投稿されているので普通に見れちゃうんですけどねw)
スマブラX - スマブラ拳!!
スマブラ拳!!
運営期間:2007.05.22~2008.04.14
ブログ形式を採り、ここでまさかの平日連日更新に踏み切ります。
マジですか!?… 1日1要素の紹介で、スマブラDXを思えば確かに成り立たなくはないか、とは言えやはり尋常ならざる更新体制だったと思います。
そして、「1要素」と呼ぶにはもったいない更新が多かったのも印象的です。
新ファイターが何の前触れもなくサクッと発表されたり、名だたる音楽家を迎えてオレ曲セレクトでド肝を抜いたり、アシストフィギュアもスマブラの世界観をさらに彩りました。謎の画面をチラつかせてから、「亜空の使者」発表まで間を置いていたのも心憎い。
情報発信量の密度は、このスマブラXの頃が一番高かった気がしますね。
ちょっと個人的な話をすると、この2007年は色々あって落ち込み期で、そんな日々の楽しみの何割かがこのスマブラ拳の連日更新でした。正直かなり救われてましたね。だから一連のスマブラ拳のなかで一番思い入れがあるかもしれません。
そんな思い入れが詰まっているのが、スマブラX発売直前号のファミ通の別冊付録「ファミ通スマブラ拳!!」。事前情報をコンパクトなB6判192ページにまとめた一冊。スマブラSP発売の暁には、またこんな感じの別冊付録が欲しい。
スマブラfor3DS/WiiU - きょうの一枚(Miiverse)
きょうの一枚(Miiverse)
運営期間:2013.06.11~2014.12.05
2013年のE3、スマブラfor3DS/Wii Uの第一報とともに始まった、Miiverse内の開発画像投稿企画が端緒になっています。
当初は当たり障りのないユーモラスなゲーム画像を投稿する場であり、発売が近づいてきたらまた改めて情報発信の場が始動するものだと思っていました。しかし、Miiverseに核心を突いた画像の投稿が増え始め、次第に情報発信の本流となっていった経緯があります。
ただ、新ファイター参戦は専用ムービーとともに「Nintendo Direct」で公開されるのが定番になり、「きょうの一枚」はもっぱら既存ファイターの続投表明とアシストフィギュアやステージの発表などが多かったです。
シリーズで初めてルイージが隠しキャラじゃなかったり、ニセモノが登場してお茶を濁して、メタナイト続投できるのかどうかをヤキモキさせたり。
2014年4月4日以降は、Miiverseと並行してツイッターのスマブラアカウント(@SmashBrosJP)でも同内容がツイートされるようになりました。
[きょうの一枚]きょうの一枚が投稿されました。
— 大乱闘スマッシュブラザーズ【スマブラ公式】 (@SmashBrosJP) April 4, 2014
「きょうの一枚」とは、スマブラシリーズのディレクターである桜井政博さんが日々Miiverseに投稿している、ゲーム画面写真です。https://t.co/9xjOcMiTur pic.twitter.com/wMRiMqadOy
逆にMiiverseは、ご存知の通り昨年11月に終了。「きょうの一枚」の大半がすでに公式的には見られない状態になっています。ここら辺は、前述の通りMiiverseによる情報発信がなし崩し的にスタートしたが故にMiiverse以外のサイトにも記録・公開していく体制が整えられていなかったことが悔やまれます。
…と言うことで、この項目のMiiverseのスクリーンショットやリンクは、Internet Archiveからの引用になります。有能!
Miiverseの終了に伴ってか、MiiverseステージもスマブラSPには続投しない模様…。
スマブラSP - Twitter/スマブロ
そして今作、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』です。
2018年のE3に合わせて、ツイッターで日々発信し、それを公式サイト内の「スマブロ」にまとめるという体制になっています。
ただし新情報発表の場は、完全に「Nintendo Direct」に移行しています。
新ファイターはもちろんのこと、ステージやアシストフィギュアなどの多くがダイレクトが初発表であるケースが多い。前作であれば、それでもまだ既存ファイターの続投表明に一喜一憂する楽しみがありましたが、今作では最大の売りである「全員参戦」の名のもとに一気に出し尽くしている。
そのため、今作のツイッターおよびスマブロは、新情報と言うよりはダイレクトで発表された情報を補足し整理する場という様相が色濃くなっています。
なかでも、ファイターの歴史や元ネタを貴重な資料も織り交ぜながら紹介していく「今日の思い出」シリーズが特徴的。
【きょうの思い出】13':デイジー
— 大乱闘スマッシュブラザーズ【スマブラ公式】 (@SmashBrosJP) June 15, 2018
初登場は1989年のゲームボーイ用ソフト『スーパーマリオランド』でした。最初はこんなデザインでした。#スマブラSP #スーパーマリオ pic.twitter.com/ryu8KbR4z5
このソフト持ってた、あのタイトル面白かった…とユーザーそれぞれの「話のタネ」になることでスマブラSP自体の話題もまたSNS上で拡散していく効果が期待できる。こういった方向性は、やはりスプラトゥーン(@SplatoonJP)で培われたノウハウが活かされているんじゃないかと思います。
ただやはり日々の何気ない更新が新情報をもたらしてくれる機会は、過去2作に比べてずいぶんと減っているのは否めない。
ダイレクトによる最大風速の情報投下を楽しむのか、日々の更新から飛び出た思わぬ新情報に喜ぶのか。どちらの方針がより良いのか、好みは分かれるところだと思いますが…
さすがにそろそろスマブラSP新情報に飢えを感じていますw
前回のモザイク部分の情報なんかも知りたい。…と言うことで近くあると言われているスマブラSPダイレクトに思いを馳せつつ、今回の記事はこの辺で終わります。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch|オンラインコード版
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2018/12/06
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