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フィギュア名鑑から紐解く『スマブラ』参戦ファイターの歴史

potara.hatenablog.com

こちらの記事で、これまでの『スマブラ』クリアゲッターを振り返りました。その際に久しぶりに過去ハードを取り出してプレイしたので、ついでに前々からまとめたいなと思っていた「フィギュア」に関するスクショも保存しておいたので紹介します。

 

残念ながら『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではなくなってしまいましたが、『スマブラDX』~『スマブラ for 3DS/WiiU』にはフィギュア名鑑というモードがありました。ファイターに限らず数多くの任天堂キャラクターを3Dフィギュアとして閲覧できるモードです。
なかには、のちの『スマブラ』で晴れてファイターとして昇格することの出来たフィギュアもあり、シリーズを追ってきたファンとしてはふと見返した時に懐かしさを覚えたり。
 
…と言うことで、この記事ではファイターになる前のフィギュア時代を通して『スマブラ』を振り返っていきます
 

スマブラX』初参戦ファイター

メタナイト

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前作でフィギュアだったキャラがファイターになった第一号、メタナイトです。(『スマブラX』第一報ムービーの順番的に)
長らくフィギュアとして眺めていたからこそ、ひとたびファイターとして活躍する姿というのは嬉しいものがあります。

 

ピット

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ピット君。ファイター昇格とフィギュア時代にもっとも落差があってインパクトのあるキャラじゃないでしょうか。

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スマブラDX』のフィギュアは、ディスクシステムのパッケージイラストに描かれたテイストをそのままに3D化しています。対して『スマブラX』で参戦を果たしたピットは、もし仮に『光神話パルテナの鏡』がゼルダ同様にシリーズを重ねていたとしたら、ピットはどのようなブラッシュアップを辿ってきたのかを想像して一足飛びにデザインしたものだとされています。

 

ワリオ

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 『スマブラX』で初参戦となったワリオ。ただ、『スマブラDX』の時点で参戦していてもおかしくなかったキャラクターだと思います。
しかし、ここに一度インターバルが置かれ、その間にGBAメイドインワリオ』が発売されたことには一種の巡り合わせを感じます。かくしてワリオジージャン姿に着替え、よりコミカルでユニークな必殺ワザを得て参戦することになりました。

一方で『ワリオランド』シリーズの頃の“不死身リアクション”なワリオスマブラファイターに仕立てた姿も見てみたかった。

 

ゼニガメリザードン

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 ポケモントレーナーとして参戦。『スマブラDX』にフシギバナのフィギュアはありましたが、フシギソウのフィギュアは用意されていませんでした…。なかなか中段階の進化形態がフィーチャーされることは少ないです。

ちなみに『スマブラ for 3DS/Wii U』には、元ファイターとしてフシギソウのフィギュアもちゃんとあります。

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デデデ

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スマブラ』ではファイター名に肩書きが付きません。「大王」も「姫」も「さん」もありません。…なので「デデデ大王」というこのフィギュアの表記は、ファイター前夜ならではと言えるかもしれません。

 

ピクミンオリマー

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ゲームキューブ期待の新星『ピクミン』、発売日は2001年10月26日。そして『スマブラDX』の発売日が2001年11月21日。もちろん発売前から情報共有は行われていたからこそでしょうが、それでもこの1ヶ月弱の時間差でフィギュア化され収録されていたことに当時、驚かされました。

スマブラDX』と同じメモリーカード上に『ピクミン』のセーブデータがあると、キャプテン・オリマーのフィギュアも入手することが出来たのですが、『ピクミン』を持っていなかったので残念ながらここでは割愛。ピクミン フィギュアのみの掲載です…。

 

スマブラ for 3DS/Wii U』初参戦ファイター

ダックハント

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「カモ」です。犬ではなく、カモのみが先んじてフィギュア化されていました。こんなキャラまでフィギュア化されるの!?…こういった選出もまたフィギュア名鑑の大きな魅力でした。

 

むらびと

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ここから『スマブラX』のフィギュア画面に移ります。

スマブラX』のファイター選考にあたっては、戦闘やアクションとは縁遠いキャラクターの参戦はない、という方針が採られていました。そのため当時すでに大人気タイトルだった『どうぶつの森』も、ステージやこのようなフィギュアの登場のみに留まっていました。

◆社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 Vol.5 さまざまな新要素

それだけに『スマブラ for 3DS/Wii U』への参戦は、鮮烈なインパクトを与えました。なるべく原作イメージを損ねることなく、それでいて『スマブラ』のファイターとして躍動感ある脚色を盛り込む。ファイター参戦にさらなる広がりを見せた、意義ある選出だった。

 

リトルマック

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スマブラX』にはアシストフィギュアとして登場。アシストフィギュアからファイターへの昇格を果たしたのはこれまで、リトルマックダークサムス、しずえさんの3体。

 

パルテナ

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パルテナ様は、『スマブラX』時代はピットの最後の切りふだパルテナ親衛隊」の演出として登場。3DS新・光神話パルテナの鏡』を経て、『スマブラ for 3DS/Wii U』でファイターとして参戦します。

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クッパJr.

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クッパJr.参戦だけを聞いた時は正直、疑問符が浮かびましたが、カラーバリエーションでクッパ7人衆(コクッパ)が丸々使えてしまうという趣向には膝を打ちましたね。
個性さまざまな8体のキャラクターを、同じ性能のファイターとして落とし込んでも違和感なく成立させた立て役者?クッパクラウンも『スマブラDX』でフィギュア化されています。

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スマブラSP』初参戦ファイター

インクリング

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ここから『スマブラSP』で初参戦となったファイターです。フィギュア画面には『スマブラ for 3DS/Wii U』のものが登場します。

スプラトゥーン』の大ヒットともに、スマブラ参戦への期待も一身に受けてきたインクリング
むらびとのような非バトルキャラでもなく、サプライズとともにある他社ゲストファイターでもなく。任天堂から久しぶりに登場した、まったく新しいアクションキャラというのは、やはり誰もがスマブラ参戦へのイメージを抱かせやすかったのでしょう。どんなブキを使う?切りふだは?…と予想したものです。
その期待値の総量は、『スマブラ』史上においても随一だったのではないかと個人的には思っています。

今か今かと待ちわび、満を持して参戦発表された『スマブラSP』第一報ムービーは劇的でした。

◆Nintendo Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ 初登場映像 - YouTube

画面写真のフィギュアは、そんな『スプラトゥーン』の発売間もない頃に配信された特典フィギュアです。『スマブラ for 3DS/Wii U』の追加コンテンツ「Miiファイターコスチューム:スプラトゥーンのぼうし+スプラトゥーンのふく」を購入すると獲得できます。amiiboにも採用された『スプラトゥーン』初期を象徴するガールのポージングですね。

 

クロム

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クロムは、『スマブラ for 3DS/Wii U』ではルフレ最後の切りふだ「ダブル」と、ルフレの勝利画面に登場します。ファイターとしての登場も期待されながらも、「なくはないです」など公式の告知動画でもネタ気味な扱いを受けていたのが印象的。

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スマブラSP』で晴れてファイター昇格となりました。…だけど引き続き、ルフレの切りふだや勝利画面にも出てくるのはご愛嬌。

 

しずえ

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むらびと参戦以降、ファイターになるキャラの裾野が広がりましたが、それでも「しずえさん戦」にはド肝を抜かれました。

 

ケン

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今回のまとめで、唯一の他社ゲストファイターです。
スマブラ for 3DS/Wii U』の追加コンテンツだった「リュウ」を購入すると、特典としてケンのフィギュアも追加されました。

 

ダークサムス

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ここからフィギュア画面が複数タイトルにまたがるファイターの登場です。

まずはダークサムス
スマブラ for 3DS/Wii U』ではアシストフィギュアとして登場し、『スマブラSP』ではサムスのダッシュファイターに昇格しました。

 

 パックンフラワー

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スマブラSP』の早期購入特典として、まさかのファイター参戦を果たしたパックンフラワー。ここまで書いてきたように、フィギュアがのちの作品のファイター参戦予告になっているケースが多いとは言え、さすがに彼?の参戦を予想できた人はいないのではないでしょうか。

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最後の切りふだボスパックン」は、『スマブラX』のアドベンチャーモードで最初のボスとしても登場。フィギュア化もされています。

 

デイジー

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ピーチのカラーバリエーションとして、デイジーを意識したカラーが長らく存在しましたが、『スマブラSP』でダッシュファイターとしていよいよ一本立ちを果たしたデイジー
スマブラX』では、『スーパーマリオストライカーズ』でのユニフォーム姿がフィギュア化されていました。

 

リドリー

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なにげに『スマブラ』シリーズには皆勤賞のリドリー。
初代『スマブラ』では惑星ゼーベス ステージの背景。『スマブラDX』ではオープニングムービー、『スマブラX』ではアドベンチャーモードのボス、『スマブラ for 3DS/Wii U』ではパイロスフィア ステージのギミックボス。もちろん各タイトルで、こうしてフィギュアとして登場しています。
ここまで紆余曲折を経ながら参戦を果たしたリドリーというのは、『スマブラ』シリーズにおいても稀有。長年にわたっての根強い要望が実ったファイターと言えましょう。

 

キングクルール

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ドンキーコングの宿敵キングクルール。しかし意外にもドンキーコング本編にも近年は出番があまり無かったようです。アクション本編としては『ドンキーコング64』、番外タイトルとしても『ドンキーコング たるジェットレース』が最後でした。『スマブラ』においてもリドリーのような出番にこそ恵まれませんでしたが、フィギュアは歴代確かな存在感を誇っていました。
キングクルールを参戦させる好機をずっと伺っていたのかもしれません。

 

スピリッツのなかに…

最初に書いた通り、残念ながら『スマブラSP』にはフィギュア名鑑は搭載されていません。
しかし、それに勝るとも劣らないスピリッツがあります。この今回、振り返ったフィギュアがそうであったように、スピリッツのなかに今後の『スマブラ』に新たに参戦するファイター、もっと近々で言ってしまえば『スマブラSP』の追加ファイターが潜んでいるのかもしれません。
そういった視点で、手持ちのスピリッツを眺めてみるのも一興ではないでしょうか。

 

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参戦の日も近い???

 

安藤ケンサク - Wii

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