『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のプレイを振り返っていくティアキン冒険記。
全4回の第4回です。
いよいよエンディングへと向かいます。なるべく直接的な表記は避けましたが、それでもネタバレが出てきますので、まだプレイしていない方はご注意願います。
ティアキン冒険記 目次
- 待ちわびた幕開け… 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
- 再び訪れる醍醐味… 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
- 空と地底と洞窟と… 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
- 決着へ至る道すじ… 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』 ←
57日目(7月7日)
ハイリア湖西側の岩壁に遺されていた地上絵(龍の泪)に触れる。最後の地上絵だ。
9日目に触れた映像から抱き始めた推測が、より色濃く確信に近づいていく。
なんてこった─。
61日目(7月11日)
洞窟にいたボコブリン一味を奇襲。コンラン花を射って、同士討ちさせるのを眺める。
68日目(7月18日)
マスターソードの在り処のヒントを求めて、ハイラル大森林へ。
深い霧が立ち込め、どこから入っても入り口に戻されてしまう「迷いの森」に右往左往。
その進路は、ここまでの探索の経験則から意表を突かれるものだった。
『時のオカリナ』を思わせる地名やボスの登場にニヤリとしながら、瘴気にまみれた霧を払う。
デクの樹から教えられたマスタソードの在り処は、これまた想定外の場所だったが、先の推測とも合致する。
71日目(7月21日)
最後の鳥望台へ。地上と空のマップがすべて埋まった。
74日目(7月24日)
プルアパッドの機能…ワープマーカー、足跡モード、図鑑センサーを開放。
最初のワープマーカーが試作版なるアイテムを拾ったことで機能し始めたので、ほかの機能も同様に何かしらの基礎アイテムを見つけてくるものと思っていて探し回ってました。
普通に再度、ロベリーに話し掛けるだけで良かったのですね。
機能開放する条件もとっくに満たしていて、ようやく使い始められます…苦笑。
77日目(7月27日)
飛行する位置とタイミングが合い、ついに思い切って「白龍」の背中へ飛び乗る。
思えば、1日目のタイトルバックの時点からこれ見よがしに空高くたたずんでいた白龍。
ずっと、ずっとここに居たんだな─。
78日目(7月28日)
新たな空島…「龍頭島」を発見する。
フィローネ草原を探索していたところ、やはりたまたま空から降ってきた岩をモドレコして辿り着いた偶然の巡り合わせ。
これが予期せずとんでもなく重要なチャレンジを秘めた島だった。
1日目、開幕いきなり胸をグッと掴まれたセリフ「ラウルの言う希望─」の物語がここにある。
80日目(7月30日)
最後の地上絵が教えてくれた、最後の「龍の泪」が滴る地へ。
ずっと抱いてきた推測が、正しかった。
その意味と覚悟を噛み締めつつ、見惚れるような内容だった。
素晴らしかった。
ここに至るまでプレイヤーによってどのようなルートが辿り着くか分からない。
どの順番で触れても通用するよう、紙一重で核心にはお互い言及し合わないストーリーテリングも鮮やかだった。
(推測自体は容易に出来ていたけど、出来てない場合があることも踏まえてある)
85日目(8月4日)
今作のストーリーを堪能し終え、いよいよハイラル城の本丸に臨むとき。
禍々しく浮き上がっているハイラル城に、鳥望台から空高く発射され突撃。
4人の賢者を従えてのバトルが熱かった。
一方で、ここまでの情報収集から大方の予想は付いていましたが、このハイラル城が最終決戦の地ではありませんでした。
戦況をプルアに報告し、本当はここからもうひと展開あったようなのですが…
第5の賢者…? もう見つけたよ!
マスターソードの在り処…? もう持ってるよ!
ガノンドロフの居場所…? もう突き止めたよ!
…なんて有り様に…苦笑。
(裏を返せば、先の龍頭島も「すごい発見をしたー」って息巻いちゃったけど、ストーリー上、早かれ遅かれ誰もが通る道だったんですね…)
87日目(8月6日)
…と言うことで間髪を入れず、流れるように最終決戦へ。
その道中、なんと言ってもこのロケーションが最高に心憎かったですね。
封印戦争の全貌が描かれた壁画を塞いでいた瓦礫、ついに破壊するときが来た。
そしてついに魔王ガノンドロフと相まみえる。
今作のガノンドロフ、不遜この上ないが彼の中にも正義を感じさせ格好よかった。
ここまでの直接対決を演じてみせるのも『ゼルダ』シリーズとしては意外と久しぶりのことで、手に汗握る決戦だった。
冒険の末に。
その覚悟が報われたことを、言葉少なに伝える素敵なエンディングでした。
─以上、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレイした87日間の冒険記でした。
大好きだった『ブレワイ』のハイラルの地を、徹底的に味わい尽くす一本として、またしてもとんでもないタイトルを作り上げたな、と感じます。
そして、まだまだ味わい尽くせてはいないのでしょう。
87日間をかいつまんで紹介してきたとは言え、あの場面には触れない?とお思いの方もいるかもしれません。それはきっと、自分が巡り合わずにクリアを迎えたのでしょう。
残されたチャレンジを求めて、ハイラルを駆ける日々はもうしばらく続きそうです。
終わり。