2019年12月11日、今日は『64DD』20周年の日です!
NINTENDO64(以下、N64)の周辺機器『64DD』。
N64本体と合体させることで機能を拡張し、N64の真価が発揮される…と喧伝されながらも、なかなか発売には漕ぎ着けられず。紆余曲折を経て、ランドネットDDによる会員制サービスとして販売された64DD。
そのサービス開始日、加入者に向けて順次64DDとソフトの発送が始まったのが1999年12月11日でした。
■ニュースリリース:1999年10月20日 - ランドネットDDサービス開始のお知らせ
自分も当時、64DDの夢に魅せられ買ってもらった一人でした。
ただ、故あってもう手放しちゃったのであまり得意気に語るのはやめておきます…笑。
より詳しく知りたい方は、こちらのサイトなどをご覧ください。
…が、手放す前に各タイトルの一場面を記録しておいた動画があるので、20周年を機にブログでも紹介します。 ※各動画は昨年、ツイートしたものと同様です。
巨人のドシン1
64DDの本命タイトル『巨人のドシン1』。
巨人のドシンとなって地面を上げ下げし、住民の願いを叶えていくもののモニュメントまわりのゲーム性にいまひとつ気付けず。今のゲーム勘だったら、もう少し遊び込めたんじゃないかな、と思いを馳せる。
マリオアーティスト タレントスタジオ
顔パーツや取り込みを駆使してタレントを作るという、Miiの前身とも言われるタイトル。作ったタレントをもとに、ちょっとしたムービー作品も制作することが出来、これはそのサンプル作品として最初から収録されていたものです。
当時の山内社長直々に語りかけられる、貴重な作品だ。
F-ZERO X エキスパンションキット
64DD『F-ZERO X エクスパンションキット』記録映像
N64『F-ZERO X』の拡張ディスク。追加コースのほか、細かく座標軸を指定していく本格なコースエディットモードが売り。なんでも『F-ZERO X』制作現場でも、これと同等のツールをこさえてコース制作されていたとか。
マリオアーティスト ポリゴンスタジオ
ペイントスタジオ、タレントスタジオに続くマリオアーティストシリーズ第3弾。直感的な操作で、ポリゴン作品をぐりぐり作れるのが楽しかった。
けど、この動画でフィーチャーしているのは、そんなポリゴン作品を使って遊ぶおまけゲーム「サウンドボンバー」。一目瞭然、のちの『メイドインワリオ』へと発展していく画期的な一作だと言えるでしょう。
20年の歳月
64DD。あらためて当初の構想に反して成功とは行かず、短命に終わったハードでした。実際に遊んでいた期間もさほど長くありません。
しかし、20年経った今でもこうして思い出深く残っているのは、現在の任天堂にも通じる萌芽や哲学を色濃く触れることの出来たハードだったからなのかもしれません。
なにかと昔のゲームが復刻されていく昨今、「ニンテンドークラシックミニNINTENDO64」か「NINTENDO64 Nintendo Switch Online」 なのかは分かりませんが、その暁にはひとつ64DDにも再び脚光が当たると嬉しいな、と思うこの頃です。