映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』のBlu-rayを購入しました。
今年5月、劇場で観て面白かったのでBlu-rayも手元に持っておきたいな、と相成りました。
配信やらCS放映やら、なんだったら程なくして地上波放映もされるだろう昨今、ちゃんとBlu-ray購入するのは個人的にはかなり久しぶり。
どうやら実写版『逆転裁判』以来のBlu-ray購入になるみたいです…笑。
ちなみに…キャラのコスプレっぽさは拭えませんが、『逆転裁判』第1作の事件をうまく2時間にまとめていて、実写化としては好きな作品。
『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』本編については、5月に劇場鑑賞したときのレビューを読んで頂くとして、この記事では2回目の鑑賞ならではの覚え書きと、Blu-ray特典は正直もうちょっと頑張って欲しかったなあ…てなことを書いていきます。
視点を変えて二度美味しい、騙しの物語
…と言うことで半年ぶりに観て、あーやっぱり面白いなー、と堪能してました。
『コンフィデンスマンJP』と言えば、後半に掛けて畳み掛けられるどんでん返しが魅力的。とくに今作の場合、劇場版にふさわしくストーリーを根底から覆してくるような仕掛けが凝らされているのが興奮どころ。
その仕掛けを分かった上での鑑賞は、5月のレビュー記事でも予期していた通り、初見とは違った面白さがあり新たな発見にも唸らされる。
今回の記事でもネタバレは避けていますが、一歩だけ踏み込んで書かせてもらうと…
キーパーソンとして語らずにはおれないのが、今作から登場するダー子(長澤まさみ)に弟子入りし活躍を見せるモナコ(織田梨沙)の存在。
今一度、モナコの視点にたって、この『ロマンス編』を見返していくと、セリフひとつ表情ひとつに意味を感じられる。ついつい一時停止しては何度も再生し、深読みしたくなったり…笑。
興味深いのは、今作のノベライズ版もほぼ全編にわたってモナコ視点で描かれていたりします。
今作のトリックを、文字の上でも成立させるための趣向でもあり、ちょっと苦し紛れな言い回しも含めて、うまく再現されているので映画が面白いと感じたら、こちらも手にとってみるのも一興です。骨格はそのままに映画とは異なるシチュエーションが展開されていくのも良かった。
恒例「五十嵐のスウィートルーム」
オーディオコメンタリーは、五十嵐役の小手伸也、田中亮監督、生田竜聖アナが公開イベントが語り合った模様を収録。
3人のトークを通して、このシーンの意図は…と答え合わせしていくような楽しさと、それでもなお見落としていた小ネタや裏話が聞けて、これ単体ではなかなか満足度の高い内容でした。
一方で、『コンフィデンスマンJP』のオーディオコメンタリーは「五十嵐のスウィートルーム」と題して、連ドラ放送時から恒例の企画だっだけに、せっかくの劇場版Blu-rayともなればもう何パターンか収録してくれても良かったんじゃないの?…と高望みしてしまうのも本音。
いずれも五十嵐(小手伸也)を中心に、キャスト編(長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、織田梨沙)・脚本家(古沢良太)編なんかもあれば嬉しかったな。
メイキングでより思い馳せる、香港の街並み
オーディオコメンタリーと並んで、Blu-ray購入のお楽しみと言えば「メイキング映像」。
映画としてはラストを飾った祝勝会シーンからクランクインしていたというスケジュールが印象的。
これじゃ祝勝会じゃなくて、まるで壮行会?
でも実際、ここで集って散り散りにそれぞれの役を全うしていく感覚は、ある意味『ロマンス編』のストーリーを色濃く踏襲しているという見方も出来て、勝手に感情移入を深めてみたり…笑。
もうひとつ、つい意味深く見てしまうのは香港の街並み。
香港ロケで撮影されたのが昨年10月頃、劇場公開されたのが今年5月。その頃には思いもしなかった香港情勢には、考え込んでしまいます。
ストーリー的に文脈は全然違うんだけど「香港のデモは~」みたいなセリフも出てきますし。
残念だったのは、そんなメイキング映像や宣伝ミニドラマ『コンフィデンスマンIG』を収録した特典ディスクがBlu-rayではなくDVDだということ。
それこそ『逆転裁判』購入した頃は、本編ディスクはBlu-rayだけど特典ディスクはDVDって普通でしたけど、未だにこういう構成の商品もあるのですね…。
(購入してみて「げっ、DVDなの?」ではなくて、一応きちんと把握した上で購入しています)
映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』メイキング映像-撮影現場密着!爆笑&感涙必至!?の撮影舞台裏を大公開-
なにより、こうやってYouTubeで一部公開されてるメイキング映像の方が高画質なのは、ちょっと悔しい…笑。
次回作は「プリンセス編」!
そんなBlu-ray発売を機に、かねてから撮影が行われていた続編の情報が公開されました。
映画第二弾のタイトルが決定❗
— 【公式】『コンフィデンスマンJP』 (@confidencemanJP) 2019年12月3日
/
『コンフィデンスマンJP プリンセス編』
\
そして、第一弾追加キャストとして、#白濱亜嵐、#関水渚、#古川雄大 、#柴田恭兵、#北大路欣也
が発表となりました🎉
公式HPもリニューアルしました❗https://t.co/AuVxTjLorl#コンフィデンスマンJP pic.twitter.com/FhhNvMnjCK
運勢編、ロマンス編と来て、次回作は「プリンセス編」。
ツイッターでは、今回挙げられたキャスト陣以外にもさまざまなゲストの存在を匂わせるツイートを展開されていたので全容が気になる。
そして、今度はどんな騙しが仕掛けられているのか、はやくも2020年5月1日(金)の公開が楽しみなところです。
その頃には、おそらく今回購入した『ロマンス編』をはじめ、これまでのシリーズ作がイヤっていうほど地上波でも放送されると思うので、『コンフィデンスマンJP』ひとつオススメです。