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【R-1決勝発表】M-1&R-1&キングオブコントに複数進出した歴代ファイナリストを調べてみた

R-1ぐらんぷり2020』勝戦の日が迫るなか、決勝進出者11名が発表されました。

 

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…と言うことで、今年のファイナリストを見ていきつつ、そのうちの1人、野田クリスタルの快挙に合わせて、これまでM-1グランプリ』『R-1ぐらんぷり』『キングオブコント』のうち複数の大会で決勝進出したことのある芸人をリストアップしていきます。

 

R-1ぐらんぷり2020の栄冠は誰の手に?

R-1ぐらんぷり2020』決勝進出を果たした11人は以下の通り(決勝戦出番順)。
この11人に、当日行われる敗者復活ステージからの進出者1人を加えて、計12人で争われます。

 

個人的には、すゑひろがりず南條の初進出が目に付きます。
昨年末の『M-1グランプリ』での古語漫才が記憶に新しいすゑひろがりず。ピンネタでもやはり、その節回しを存分に効かせたネタだと思うのでR-1ぐらんぷりの舞台でどう花開くか楽しみ。

 

水曜日のダウンタウン』「元号当てるまで帰れない生活」のななまがり森下、『さんまのお笑い向上委員会』『ドッキリGP』のワタリ119と、バラエティ番組での活躍が光った芸人のR-1初進出も。森下は、R-1になぜか毎年ある薄毛枠な気がしてならない。 

意外や5年ぶりの決勝進出となるヒューマン中村も見逃せない。ルシファー吉岡おいでやす小田と並んで、R-1常連組の意地を見たい。その反面、どうしても手の内がバレているだけに突き抜けるのが険しいのも否めない。

 

今年に入ってプチブレイクが掛かっているSAKURAI。持ちネタである「共通点クイズ」は『ウチのガヤがすみません!』などを見るに、ほかの芸人との掛け合いがあってこそだと思うので、R-1ぐらんぷりの舞台でピンネタとしてはどう作用するのか気になるところ。沢口靖子モノマネのメルヘン須長は、ワードがハマれば爆発しそうなので期待大かも。

 

 

野田クリスタルの快挙

そんななか、注目したいのが野田クリスタル(マヂカルラブリー)
コンビとして『M-1グランプリ2017』『キングオブコント2018』に決勝進出したのに続いて、今回ピンでの3大会目の決勝戦進出です。

 

しかもこれ、今に言い始めたことではなく、以前から目標として掲げられていました。
その上での「トリプルファイナリスト」達成、まさしく快挙と言って差し支えないでしょう。この勢いそのままにチャンピオンの称号も掴むかもしれない!

■残るはR-1、マヂラブ野田が“トリプルファイナリスト”になるため単独開催(コメントあり) - お笑いナタリー

 

 

トリプルファイナリストは史上初、ではダブルは?

野田クリスタルが、前人未到のトリプルファイナリスト達成。

 

ではトリプルとまでは行かなくとも、M-1グランプリR-1ぐらんぷりキングオブコントのいずれか2大会で決勝進出を果たした芸人はどれくらい居るのだろう…と、ちょっと調べてみました。

※コンビ名ピン名義を併記するため一部、煩雑な表記になっています。
※今回はあくまでこの3大会での集計です。
このブログでも扱った『歌ネタ王決定戦』や、女性芸人No.1決定戦『THE W』、コンテスト形式の『THE MANZAI』の決勝進出歴などほかの賞レースは勘案していません。 

 

M-1グランプリ』『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト

 

昨年、霜降り明星 粗品が初めて二冠を達成したことが話題になりました。
以前にはチュートリアル徳井が『M-1グランプリ』で優勝、『R-1ぐらんぷり』は準優勝というところまで漕ぎ着けながらも叶わなかった壁だったので、その牙城が崩れた場面には興奮しましたね。

 

こうしてリストアップすると、ザ・プラン9の存在感が強い。
浅越ゴエなだぎ武と2人のチャンピオンを輩出した『R-1』はもとより、当時5人組でありながら『M-1』決勝進出を成し遂げた功績が凄かった。(2015年になだぎ武が脱退するなどして現在は3人組)

 

 

M-1グランプリ』『キングオブコント』ファイナリスト

 

こちらはまだ二冠が成されていない。
かまいたちが我こそはとその意気込みを隠さなかったものの、『M-1』でミルクボーイにあと一歩及ばず悔しい結果に終わった。
あまり印象にないかもしれませんが、サンドウィッチマンも『M-1』優勝、『キングオブコント』準優勝で、惜しくも二冠を逃した経歴がある。

 

片やコンビ片やピン芸のM-1&R-1二冠と違って、コンビ揃って2つの栄冠を勝ち取るM-1&コント二冠には、今なお険しい壁となって立ち塞がっている。
これを達成したコンビが現れたら、お笑いとしてまた新たなドラマを生みそうだ。

 

 

キングオブコント』『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト
  • 夜ふかしの会鬼頭真也 [KOC '12/R-1 '09]
  • チョコレートプラネット/チョコレートプラネット長田 [KOC '08/KOC '14/KOC '18/R-1 '18]
  • チョコレートプラネット/チョコレートプラネット松尾 [KOC '08/KOC '14/KOC '18/R-1'19]
  • ロビンフット/おぐ [KOC '18/R-1'14/R-1 '18]
  • だーりんず/だーりんず 松本りんす [KOC '16/KOC '18/R-1 '19]
  • ななまがり/ななまがり森下 [KOC '16/R-1 '20]
  • パーパー/ほしのディスコ [KOC '17/R-1 '20

 

組み合わせとして一番少ないのが、この『キングオブコント』と『R-1ぐらんぷり』のダブルファイナリスト。

 

ここはやはりチョコレートプラネットの存在が目を引く。
ブレイクのきっかけこそモノマネだったけれど、こうした賞レースで培った地力の強さが一過性のブレイクに終わらせない活躍に繋がっている。

 

 

今年の『R-1ぐらんぷり2020』は3月8日(日)放送

…と言うことで、トリプルファイナリストを筆頭にほかの大会での戦績とかも頭の片隅に入れつつ、『R-1ぐらんぷり2020』の放送を待ちたいと思います。 

 

そう言えば、司会者がまだ発表されていないけど、どうなるのだろう?
2005年以降、これまで15大会にわたって雨上がり決死隊が司会を務めてきましたが、周知の通り宮迫博之の件で2人での司会はもう無いと思われます。
ほかのコンビを新司会者に立てるのか、あるいは蛍原徹1人での進行になるのか。

最近の『アメトーーク』を見ていると、それで問題なさそうだとも感じるのが、ちょっと切なくもある。